- 豆知識
表情筋を鍛えましょう!
新型コロナウイルスの流行によりマスク生活が続いているかと思います。
またここ最近では小顔のメンテナンスをされる患者様から「ほうれい線が気になる」というお声が増えたように思います。
これは周囲の人と話す機会が減り、マスクをずっとつけていることにより「表情筋」を使う頻度が減ってしまっている為です。
その結果、お顔のたるみやむくみに繋がってしまっているのです。
まず表情筋とは目・鼻・口・頬などを動かす筋肉で全て顔面神経に支配されており、骨から皮膚に繋がる珍しい筋肉です。
また喜怒哀楽を表現するのもこの筋肉たちです。表情筋も腹筋や背筋のようにご自身でトレーニングすることが可能です。
トレーニングは何種類もありますが、今回はほうれい線に効くトレーニングをお伝えします。
①まずは歯が見えるように頬を思い切り引きあげます。(ニーっとした時の顔です。)
これを10秒間キープします。最低3セットは行いましょう。
注意点として、目を閉じない、食いしばらない、頬の筋肉を使うことを意識します。
最初のうちは鏡の前ですることがおすすめです。
②舌を使って、口内を一周します。(舌を唇と歯茎の間に入れるように。)
これを時計回り・反時計回りに最低各3回ずつ行いましょう。
注意点として、姿勢を正して行いましょう。
骨密度に気を付けましょう
最近はお母さま世代も多くご紹介を頂きます。いつもありがとうございます。
合わせて骨密度に関する質問も多く受けますので一般論の範囲でシェアさせて頂きます。
骨粗鬆症とは骨量が減少することで、骨折しやすくなる状態の事です。
本来、骨は古い部分を破壊(骨吸収)し新しい骨を作り(骨形成)バランスを取っていますが、
骨粗鬆症では骨吸収>骨形成となってしまうのです。
男女比で言うと圧倒的に女性に多く、50歳→60際→70歳と歳を重ねるにつれて発生率もグンと上がります。
女性に多い理由としては、50歳前後で迎える閉経によって女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が低下し、
骨密度が減ってしまうからです。
それ以外にも、喫煙や過度な飲酒、運動不足、極端すぎるダイエットなどの生活習慣が関係しています。
また骨粗鬆症になると骨が脆くなってしまうので、手をついたり、くしゃみをした時、転倒した時などの、わずかな衝撃でも骨が折れたりします。
特に転倒により太ももの骨が折れてしまうことで、寝たきりになってしまい結果、認知症になることも少なくありません。
ですのでこうならない為にも普段からの予防が大切です。
予防として、
・転倒に注意する。
・ウォーキングやジョギングなどの運動をする。
・日光浴をする。(ビタミンDが活性化します)
・禁煙と飲酒を控える。
・食生活を見直し、骨形成に必要なカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを積極的に摂取する。
カルシウム→牛乳などの乳製品、小魚、小松菜、チンゲン菜など
ビタミンD→卵、秋刀魚、鮭、椎茸など
ビタミンK→納豆、ホウレン草、小松菜、ブロッコリー、キャベツなど
ご自身の骨密度が気になる方は、1度検査してみてはいかがでしょうか?
乗り物酔いのツボ
乗り物酔いがひどく、乗り物に乗るのが嫌になったり不安になることってありませんか?
特に遠出の時などは辛いですよね。
乗り物酔いのは、内耳・目・筋肉・関節が乗り物に乗った時の揺れやスピードなどにより刺激を受けます。
この刺激が脳に伝わることで、脳がパニック状態になり自律神経に乱れが生じてしまいます。
結果、その自律神経の乱れによって、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、あくびやめまいといった症状が起きます。
また、当日の体調や乗り物内の臭い、温度や湿度などが、乗り物酔いを引き起こす要因となります。
乗り物酔いにならない為に、酔い止めを飲むのも手段の一つですが、体には乗り物酔いによいとされているツボが存在します。
1.内関・・・手のひらを上に向けた状態で手首から3横指、肘に向けて進んだ場所。
2.外関・・・手のひらを下に向けた状態で手首から3横指、肘に向けて進んだ場所。
3.築賓・・・内果(内くるぶし)から5横指、膝に向けて進んだ場所。
4.翳風・・・耳たぶの裏側にあるくぼんだ場所。
薬を飲み忘れてしまったり、薬が飲めない方は一度このツボ押しを試してみてはいかがでしょうか?
子どもの筋トレは体に良いのか?悪いのか?
皆さんも1度は悩んだことがあると思います。
子どもの内に筋トレをさせることは果たして良いことなのか?
「身長が伸びなくなるから良くない。」と悪い印象を持つ方や、実際にそのように聞いたという方もいらっしゃると思います。
では先に結論から申し上げますと、子どもの内に筋トレをすることは決して悪いことではありません!
なぜなら筋トレを正しく行うことで、子どもの成長を促してくれますし、スポーツのパフォーマンスを向上させてくれるのです。
また近年はゲームやスマホの普及で運動機会も減り、結果、良い姿勢を保つために必要な筋肉が減って、姿勢不良の子どもが増えています。
そこで正しく筋トレをすることで、良い姿勢を定着させることも可能になってくるのです。
しかし、ここで間違った筋トレや、オーバーワーク、オーバーユースになってしまうと、逆に成長を阻害する原因にもなってしまいます。
ですので、子どもに筋トレをさせる時は大人が見てあげる必要があります。
その為には大人が正しい知識を持つことが大事です。
ではどのような筋トレが良いのかですが、小学生の内は機械などを使わない自重トレーニングがおすすめです。
なかでも、腕立て伏せや体幹を鍛えるプランクなどがおすすめです。
腕立て伏せが出来ない場合は、膝を付けたままでも構いません。
筋トレは間違った方法で行うとケガをしてしまう場合もありますので、無理のない範囲で行いましょう。
肘内障
肘内障とは、子どもの手を強く引っ張ったりした際に起こる状態で、橈骨頭(前腕にある骨の1つ)が亜脱臼した状態のことを言います。
好発年齢は2歳~6歳くらいまでの子どもに多いとされており、患肢をだらんと下げて曲げようとしなかったり、触ろうとすると嫌がり泣き出す場合もあります。
おもちゃなどを渡すと患肢で取ろうとするのも確認ポイントの1つです。
肘内障はそこまで深刻ではありませんが、繰り返すことも多いです。
ですので普段から、子供の手を不用意に強く引っ張ったりすることは避けましょう。
夜泣き?夜驚症?
子どもが夜中に突然泣き叫ぶことってありませんか?
もしかするとそれは夜泣きではなく「夜驚症」かもしれません。
まず夜泣きとは、睡眠の浅い時に起きて泣き出すことを言います。
それに対して夜驚症は、深い眠りに入っている時にパニックや恐怖に襲われて泣き叫びます。
この時に親が声をかけても反応はありませんし、子どもは無意識の状態で泣いているので、本人は朝起きた時に覚えていないことが多いです。
この症状は、眠り始めてから3時間後に起こることが多いです。
これは、子どもが寝入ってから深い眠りにつくのが3時間後だからです。
しかし延々と泣いているわけでもなく、1~10分程度で泣き止みます。
夜驚症の原因ははっきりしたことはわかっておりませんが、子どもの脳が発達の途中ということや、日々のストレス、睡眠リズムの乱れ、遺伝や恐怖体験などが関わっているとされております。
夜驚症はほとんどの場合、年齢とともに治まっていきますので、過度に不安になる必要はありません。
しかし日ごろから、子どもの睡眠習慣は不規則にならないように気をつけたいですね。
気になる方は専門医に相談しましょう。
加齢臭の正体とは
40歳を過ぎたあたりから増えてくる加齢臭ですが、最近は女性の加齢臭も話題になることが増え増した。
その臭いの原因となるのが「ノネナール」という物質です。
特徴として油臭く、青臭いです。
加齢臭が出やすい場所は、脇の下、首周り、耳裏、背中、頭皮などといった特に上半身から臭うことが多いです。
厄介なことに、ノネナールは1年中分泌され、お風呂やシャワーだけでは落ちにくい物質でもあります。
ではそんな加齢臭の予防対策ですが、汗をかいたら、都度拭くことを心掛けたり、お風呂もシャワーで済ませるのではなく、湯船に浸かり、必要な汗をかくことが大切です。
なぜなら必要な汗をかかないことで、老廃物なども溜まり臭いの原因となるからです。
体を洗う時は、薬用ボディソープなどを使うこともお勧めです。
それ以外にもタバコを吸わないことや、抗酸化作用のある食べ物を摂取し、脂質の多い食事を控えたり、
ストレスをためないこと、腸内環境を整えることなどが大事になってきます。
臭いは自分では気づかないことも多々ありますので、普段から予防や、家族などに確認してもらうのも良いですね。
爪からわかる体の調子
まず初めに爪とは、皮膚の一部が硬くなり角質化したもので、爪の主な成分はケラチン(タンパク質の一部)です。
実は爪から健康状態を確かめることが出来るのです。
自分の爪に、縦や横線が入っていたことがある人はいませんか?
縦線は主に老化・乾燥が原因です。
しかし、黒い縦線に関しては注意が必要で、この線が太くなってきた場合は、メラノーマ(癌)の可能性もあります。
横線は老化・体調不良・ストレスなどが原因です。
それ以外にも、指を挟んだりした時に爪母(爪が生えてくる場所)に傷を負ったりした時にもでます。
また爪の色や形からも様々な状態を疑うこともできます。
本来健康的な爪の色は薄ピンク色です。
しかしそれ以外の色ですと、
肝硬変や腎不全では「白色」
悪性貧血や肺疾患では「青紫色」
多血症では「赤色」
新陳代謝の低下では「黄色」
と言われています。
形の場合ですと、鉄欠乏性貧血や甲状腺機能亢進症では「スプーン状」になったり、肺や心臓疾患だと「ばち状」になっていることがあります。
このように線や色、形から自分自身のお体の状態を知ることが出来ますし、普段から自分の爪をみてあげるのも良さそうですね。
リンパ球の役割
リンパ球とは白血球の一部のことで、NK(ナチュラルキラー)細胞、B細胞、T細胞などに分類されます。
B細胞は骨髄で産生されますが、胎児期までは肝臓で産生されています。
T細胞に関しては胎児期も生まれてからも胸腺で産生されます。
それぞれの役割は、「NK細胞」は細菌やウイルスに感染した細胞を見つけ、攻撃します。
また生まれつき持っている細胞で、常時体内のパトロールもしています。
「B細胞」は細菌やウイルスが侵入してくると大量の抗体を作り出します。
「T細胞」は細菌やウイルスなどに感染した細胞を見つけ排除します。
またT細胞には3種類あります。
1.細菌やウイルスに感染した細胞を排除する役割の「キラーT細胞」。
2.細菌やウイルスの侵入の知らせを受けて、キラーT細胞に対して攻撃指令を出す司令塔的存在の「ヘルパーT細胞」。
3.キラーT細胞などが正常な細胞までを攻撃しないよう、働きを抑制する「制御性T細胞」。
以上の3種類が存在します。
乾燥する季節です。手洗いうがいを徹底しましょう。
ダイエットをしたら体から臭いが!?
みなさんは「ダイエット臭」ってご存知でしょうか?
ダイエット経験のある方は聞いたことがあるかもしれません。
ダイエット臭とは、極端な食事制限(糖質制限やカロリー制限)により発生する「ケトン臭」のことです。
ケトンとは脂肪の分解や合成を行う物質で、通常血液中にはほとんど存在しませんが、
糖質制限などで脳や筋肉のエネルギー源の糖質を利用できないときに代用のエネルギー源として使われます。
体が飢餓状態で基礎代謝が落ち、エネルギーをなんとか生み出そうとしている緊急的な働きです。
ニオイは、脂臭、アンモニア臭、甘酸っぱい臭いと段階ごとに変わってきます。
ダイエット臭は放置していると、しびれやめまい、疲労感、
また女性の場合、生理不順など、体に悪影響を及ぼすことがあります。
しかしダイエット法の1つに、あえてこのケトンを生み出す、「ケトジェニックダイエット」がありますが、
これはあくまでも医師などの指導の下行うものであり、個人で行うのは危険です。
このように無理なダイエットは体にとって良くありません。
個人でダイエットをする際は、極端すぎる食事制限は避けて、何より運動をして代謝をあげることが大事です。
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