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原始反射

投稿日時:2021年06月29日

把握反射

赤ちゃんにも我々大人と同様に反射というものがあります。

それは「原始反射」というものです。

原始反射とは生まれながらにもつ反射のことで、乳児期の赤ちゃんが刺激に対して、無意識に体を動かしたりすることです。

この原始反射は成長と共に消えていきます。

ではどのような反射があるのかと言いますと、

 

・モロー反射

頭の位置が突然変わったり、大きな物音などびっくりしたときにおこる反射で、両手を広げて何かに抱きつこうとする動きです。

生後4~6ヶ月頃までみられるとされています。

 

・歩行反射

赤ちゃんの脇を支えて、足裏を床につけると足を交互に動かし歩行しようとします。

約1~2ヶ月で消えていきます。

 

・非対称性緊張性頸反射

寝ている赤ちゃんの頭を一方向へ向けると、顔を向けた側の手足を伸ばし、反対側の手足を曲げる反射です。

生後5~6ヶ月頃から消えていきます。

 

・把握反射

手にものが触れた時に握ろうとする反射を手掌把握反射、足の裏に刺激を加えた時に指が内に曲がろうとする反射を足底把握反射といいます。

生後5~6ヶ月まで続くとされています。

 

・探索反射

頬や口に刺激を受けた方向に顔を向けます。乳首を探索する反射でもあります。

生後4~7ヶ月で消えていきます。

 

・捕捉反射

口に指や乳首などが触れると口唇や舌で捉えようとする反射です。生後4~7ヶ月で消えていきます。

 

・吸啜反射

口で指や乳首をくわえ吸おうとする反射です。生後4~7ヶ月で消えていきます。

 

・バビンスキー反射

足裏の外側をかかとから指先にかけて刺激すると親指は足の甲側に曲がり、それ以外の4指は扇状に広がる反射です。この反応は2歳くらいまでみられます。

このように乳児期には沢山の反射がみられます。